ようこそ、World Peaceへ
ちょっと心の中で不貞腐れると三木さんがハッと何かを思い出したように立ち止まった。
「僕、ちょっと寄るとこ思い出しちゃった。里乃ちゃん、悪いけど先に事務所に戻って。僕もすぐに戻るから」
そう言って三木さんはわたしに事務所の鍵を渡し逆方向へと歩き出した。
三木さん、どこに行くんだろう?
不思議に思いながらも私はひとりで事務所に戻った。
事務所に戻り、荷物をデスクの上に置いてふと三木さんのデスクを見るとある異変に気が付いた。
だってそこにないはずのものがある。
空のカップラーメンの容器、それから缶コーヒーにタバコの吸殻。
三木さんは几帳面でカップラーメンのゴミを捨てずに依頼に行くような人ではない。そして何よりタバコは吸わない人だ。
私と安西くんもタバコは吸わない、まどかさんは吸うけれどもボスである三木さんのデスクの上に吸殻を放置するなんてことは絶対しない。
私たち以外の誰かがこの事務所にいる?
「僕、ちょっと寄るとこ思い出しちゃった。里乃ちゃん、悪いけど先に事務所に戻って。僕もすぐに戻るから」
そう言って三木さんはわたしに事務所の鍵を渡し逆方向へと歩き出した。
三木さん、どこに行くんだろう?
不思議に思いながらも私はひとりで事務所に戻った。
事務所に戻り、荷物をデスクの上に置いてふと三木さんのデスクを見るとある異変に気が付いた。
だってそこにないはずのものがある。
空のカップラーメンの容器、それから缶コーヒーにタバコの吸殻。
三木さんは几帳面でカップラーメンのゴミを捨てずに依頼に行くような人ではない。そして何よりタバコは吸わない人だ。
私と安西くんもタバコは吸わない、まどかさんは吸うけれどもボスである三木さんのデスクの上に吸殻を放置するなんてことは絶対しない。
私たち以外の誰かがこの事務所にいる?