幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





幸side……。



蔵の扉が開きそちらを見ると沖田さんが立っていた。



来るだろうなと思っていた。



沖「裏切者を僕は許さないよ。近藤さんを悲しませたんだ。その命で償え」



私は一度として生きていたいと思ったことはない。



だから答えは決まっている。



幸「どうぞ。欲しけりゃくれてやりますよ」



私の安い命で償えるのならいくらでも……。




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