幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





父も母同様病死した。



私は一人になった。



残ったのは血の繋がらない母と兄だけ。



そして私は母に虐待を受けるようになった。



兄からはいない者として扱われ、その目に私の姿が映ることはなかった。



今まで仲良くしてくれていた家の者達も私を無視するようになった。



本当の意味で私は孤独になったのだ。




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