幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~
近藤さんはその間に腹を出し、脇差を抜いた。
いやいやその状況で腹斬ったら痛いだろ。
ってそんなこと思っている場合ではない。止めないと。
土「何言ってんだ、近藤さん。おいおめぇらこの人を押さえろ」
沖「そうですよ。近藤さんが切腹する意味が分かりません」
みんなに抑えられ動けくなる近藤さん。
クスリと笑い、彼に近付いた。
幸「償いは生きてして欲しいです。私はもう自分のせいで誰かが死ぬのは嫌ですから」
そう言うと部屋は静まり返った。