幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~
土「まだ、先生のこと好きなのか」
唐突に聞かれ、反応に困った。
幸「いえ、多分それはないかと」
先生は少し沖田さんに似た雰囲気があった。
だからあの人のことを遠ざけていたのかもしれない。
土「思い出したなら泣けばいい。辛い時は溜めるな。俺は受け止める。今度は俺がお前を信じてお前を受け入れる」
その言葉に涙よりも先に笑みが零れた。
ただただその言葉を待っていたから。