幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





男「ついて来たってことはお嬢ちゃんだってその気だったんだろ」



その後部屋から男の声が聞こえてくる。



幸の身に何かが起こったと瞬時に悟った。



その瞬間苛立ちを覚えた。



男と二人部屋の中。危険すぎる。



知らない男について行ったというのか。



苛立ちのあまり我を忘れて部屋に飛び込んだ。



屏風を倒し見ると男が幸の上に馬乗りになり、幸に接吻していた。




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