幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





土「おい幸、大丈夫か?」



揺すりながら言うが返事がない。



ため息を吐き、仕方なく放置しようと目を離そうとした時、幸の手が俺の頬に触れた。



土「こ、んっ」



名前を呼ぶ前に口を塞がれる。



すぐに離れたと思ったらまた。



体を押し返すとあっさりと離れたがそこには不満気な顔があった。




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