幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





男装に戻った幸を抱いて帰路に就く。



スースーと寝息を立てる少女が愛らしくてたまらない。



理性を保つのにも一苦労だ。



もしまた女の格好で好きだと言われたら今度こそ理性を保てる気がしない。



幸「ひ……じ……かた」



寝言でも俺の名前を呼ぶなんて期待するようなこと頼むからするな。止まらなくなる。




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