幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~
でも幸は間者じゃなくて、信じるべきものを自己中心的な考えで間違えた。
だから守りたいと思ってしまった。
それが更に俺の気持ちを曇らせる。
このまま幸が気持ちを伝えてくれなければ、俺じゃない男を選んでくれれば、俺は……。
一人の女との出会いでこんなに人は変わるんだな。
でも距離を置こう。
自身の気持ちと新選組。どちらが大切かなんてそんなの決まっている。
俺は武士だから、俺の誠を貫くまでだ。