幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





でも幸は間者じゃなくて、信じるべきものを自己中心的な考えで間違えた。



だから守りたいと思ってしまった。



それが更に俺の気持ちを曇らせる。



このまま幸が気持ちを伝えてくれなければ、俺じゃない男を選んでくれれば、俺は……。



一人の女との出会いでこんなに人は変わるんだな。



でも距離を置こう。



自身の気持ちと新選組。どちらが大切かなんてそんなの決まっている。



俺は武士だから、俺の誠を貫くまでだ。




< 178 / 255 >

この作品をシェア

pagetop