幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





抵抗しようとすれば手を掴まれる。



余った片手で私の頭を押さえ唇が離れないようにして。



苦しくなる。息ができなくてというのもあるがそれだけじゃない。



体中が熱くなり、脈が速くなる。私は目を閉じ、体を委ねた。



土方さんを受け入れたのだ。



やっぱり私はこの人が好きだ。



唇が離れ、目を開けた。




< 201 / 255 >

この作品をシェア

pagetop