幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





お母さんは笑った。



朱『幸、ありがとう。あなたのことずっとずっと愛してる』



ずっと聞きたかった言葉。



受け取れなかった愛を今もらった。



母の顔を見て私も言う。



幸「私もずっとずっとお母さんのことが大好きだよ」



笑った私の目から涙が零れた。



それと同時に母の姿は跡形もなく消えた。




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