幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~
だってこの世には自分よりも辛い思いをしている人がいくらでもいるのに自分がその最高点みたいな顔しちゃって。
むしゃくしゃするから久しぶりに本気を出そう。
相手は新選組の幹部なんだし、手を抜いて勝てる相手じゃない。
沖「僕が審判しましょうか」
出た。一番隊組長沖田総司。私を毛嫌いしている。
多分この屯所内にいる誰よりも一番私のことを嫌っているであろう人。
いつものことだから気になんてならない。
ただ嫌っているのなら関わらないでほしい。敵意を向けられるのはかなり辛いから。