幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





ここは土方の小姓になるということで丸く収まった。



嫌じゃない訳ないが、懸けてみることにした。



自分のことを信じろと言ったこいつのことを。



私を信じると言ったこいつのことを。



孤独は痛いほど知っている。



今度こそ本当の自分を認めてくれる場所で、自分らしく、次は生きたいと思えるようになりたい。



その思いだけを胸に新選組への入隊を決意した。




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