幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~
春「幸はんが来てくれたおかげで大分うちの仕事が減って楽になったわ。おおきに」
彼女は優しく美人でみんなから好かれていて私とは真逆で羨ましい。
幸「気にしないでください。当然のことですから」
素っ気ないとよく言われるが、他人との関わり方を知らない私はこんな態度しか取れないのだ。
そして逃げるように一さんの待つ道場へと向かった。
日課の剣道の稽古をするため足早に行動した。