幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





こいつには多分重く辛い過去がある。



何かを隠しているのはいつも一緒にいるから分かる。



本人が話したくなるまで待っているつもりだが、いつか話してくれると嬉しい。



俺は幸を守る義務がある。



俺は年上だし、男だ。女を守ることは当然だ。



何より幸は俺にとって妹同然なのだから。




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