幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





?「いるんやろ? 分かってるで。出てき」



このまま隠れていたところで自分がいたことはばれている。



素直に月光の下に出た。



そこにはよく見知った人間の姿があった。



できることなら嘘であった欲しかった。



春姫さん……、あなたは間者だったんですね。




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