幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





時間が経っても一向に眠れない。



モヤモヤは拭い去れない。



怖い。自分のせいで大切な何かが傷付くのは。



そう思っていると無意識に土方の着物に手を伸ばしていた。



土「何だ?」



仕事の邪魔をしたから怒ってしまったのか声はいつもより低かった。



私は男の後ろ姿が嫌いだ。



また捨てられると思うから。




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