幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~
裏切りと壊れた人形
部屋に戻ると土方がいなかった。
どこに行ったのかなどもちろん気になったりはしないが。
机の上に手紙があり、それには私の名前が書かれていた。
封を開き、中身を確認する。
中には手紙と一緒にペンダントが入っていた。
ペンダントの中には写真が入っていて、父、母、そして小さな赤ちゃんが写っていた。