幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





土「それならいい。急に変なことを言って悪かったな」



全くだ。二度と言うな。



そう言いたい気持ちを抑えて適当に返した。



土方が出て行くと手に握り締めていたペンダントを懐にしまった。



まだ大丈夫。一さんがいるし、何よりこれがあるから。



新たな希望を手に入れた私は少し肩の力を抜いて深呼吸した。




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