幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





バカみたいだね。なんで素直に信じたんだろう。



人は裏切るものだ。そんなのずっと前から知ってたよ。



幸「バカみたいだ、私」



そう呟いた私を見る土方の目は何かに怯えているような困惑しているような表情だ。



幸「信じるなんて言葉信じて……。土方は嘘吐きだね」



言葉が少しずつ零れる。なんでこんな時に一さんはいないの?




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