幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





雨の中、手を握り締め爪が食い込み血が流れる。



再び腕が掴まれそうになった時、するりとその腕から逃れ春姫に近付いた。



沖田さんに庇われ、満面の笑みを私に向ける。



ねぇ、満足した? 私がみんなから軽蔑される様見てご機嫌?



これでも私が愛されてるって言えるの?



耳元でそっと囁いた。



幸「ほら、言った通りでしょ」



その後土方に再び取り押さえられた。




< 92 / 255 >

この作品をシェア

pagetop