幸と不幸と浅葱色~儚く散る桜の様な命なら~





斎藤side……。



巡察から帰って驚いた。幸が隊士を攻撃し、蔵に監禁された。



会いに行きたいが副長の許可が下りない。



きっと仲良くしていた俺に行かせて変な気を起こさないか不安なのだろう。



だが俺は真実を知りたいのだ。



だからこうして今も蔵の前で立っている。



お前が間者ならそれで構わない。



ただ俺は違うと思うから、納得できる理由が欲しい。




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