輝きを手に入れる
お母さんは海外でも、名前を聞いて知らない人はいないであろう、ハリウッドでも活躍する、女優だ。

だけど、家にいる時は、そんなに女優って感じを出さないでいる。


でも、今日は、これぞ女優って感じの服を着ている。

こんなにスタイルいいんだ、と改めて思った。


「おはよう、お母さん。」

「あっ、やっと起きたね。もう、11時にはお客さん来るんだから、早く着替えなさい。」

「へぇ、ってそんなの部屋で寝かしといてくれたら良かったじゃん!起こされなかったら、ずっと寝てるんだから。」


「今日はそうはいかないの。お客さん、遥に関係ある人なんだから。」

「誰なの?」


「用意し終わってからお父さんが話してくれるわよ。」


「お父さんいないじゃん。」

「お父さんは今、お客さん迎えに行ってるわ。もうすぐだから早くしなさい。」
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