ツンデレ彼女がデレる瞬間。




「うっ……ゴホッ……」




唇が離れた瞬間、なんとも言えない気持ち悪さがこみ上げてきて、吐き気がする。





「これで、彼氏とも別れられるね」





彼は、そんな残酷な言葉を言って、また私に顔を近づけてきた。




大声で叫んでも、誰も気づいてくれない。
場所が悪かったのか……体育館の裏なんて誰ひとりとしていない。



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