ツンデレ彼女がデレる瞬間。





何だよ、それ。
俺がバカみたいじゃん。




俺は、気がつくと、澪の手を引っ張って抱きしめていた。




「ちょっ……羽琉!!」




いつも通り、俺の腕の中で暴れる澪に笑みが零れる。
俺は、澪の頭に手を回して澪の顔を俺の胸に押し付けた。





「余裕なくてごめんね。俺、やっぱり澪がいないとダメみたい。好きなのって俺だけ?」





自分でも、凄い重い男だと思う。




< 80 / 100 >

この作品をシェア

pagetop