ツンデレ彼女がデレる瞬間。





「谷口」





教室に着くと、珍しく早く来ていた谷口。





「羽琉、おっはよーん」





相変わらず無駄に高いテンションについていけない。
俺は、谷口の席の前に立って谷口に頼みごとをする。





「サッカー部のエースの名前とクラス教えて」




「え。その件、終わったんじゃないの」





谷口は、目を丸くして俺にそう言った。
まぁ、終わってないといえば終わってない。
あのクソ野郎の目の前で澪に別れを告げた俺は、バカだった。




また、アイツに変なことをされていないか澪が心配になってくる。




< 87 / 100 >

この作品をシェア

pagetop