本を片手にあなたと恋を

☆☆☆☆☆☆



「佐々木さん、もう日誌書けた?」



放課後、先生に訊かれて初めて美桜は自分が日直であったことを思い出した。



「まだです。すぐ、書きます。」


と答えてから、慌てて真央に少し遅くなるとメールする。


すぐに、「ファミレスで待ってる。」

と返事が来て、美桜は「了解!」とだけ返すと、机に向かって日誌を書き始めた。





< 20 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop