冷たい君の裏側。
-夜-

「じゃあ、さきあがるね!」

「うん!もし、何かあったら電話してね?ひとりで抱え込んじゃダメだよ?」

「うん!じゃあね!咲愛!」


はぁ。
今日は何にしよう。

どうせ、食べてくれないんだろうけど。
そう思ったら泣きそうになった。

泣くわけにはいかないよね。
ソラくんになんて思われるか…。

あ、もう何も思われてないのかな。

重いため息をつきながら、スーパーの買い物かごをとる。

久しぶりに肉じゃが作ろうかな…
初めてソラくんに振舞った料理。
もう覚えてないかもしれないけど。

だって、今日は、付き合って2年目の記念日だから。
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