冷たい君の裏側。
パパの腕を取り、バージンロードを1歩1歩歩いていく。


「…知華。パパも知華のこと大好きだよ」


パパから深空に渡る間近にそれを言った。
涙が堪えきれなくなって、1粒だけポロッと落ちていった。


「では、よろしく頼むよ。深空くん」

「はい、お義父さん。任せてください」


深空とパパのやり取りを聞き、また1歩1歩歩いていく。


「知華、幸せになろうな」

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