冷たい君の裏側。
泣きつかれて私は少しうとうとしながら話していた。

この時はきっと、具合の悪さで酔いやすくなっていて、疲れもたまっていて。

最悪だったのだろう。


「…か、…か!ちぃーかぁー」

「ふぁい」

二人には迷惑掛けたよなぁと今は反省しているが、タクシーに私をのせ、

「ソラくんと、ちゃんと話すのよ」

そう言って送り出してくれた。

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