「僕はずっと前から君を知ってるよ」

そう語るシャーロットは嘘ではなかった。

すべて、本心だった。


「おまえそれ、本気で言ってるのか?」


「冗談で言えるかしら?」


キースは何も言えなかった。


「莉々葵ね、迎えに行くわ」


そういい、パタンとドアを閉めた。




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