「僕はずっと前から君を知ってるよ」

「ミリヤにーーーごめんね、ありがとうって、伝えて欲しいんだ」


ーーーーっ！

バンっーーー


お父さん大好き。

大好きだよ。

でもね、お父さん。

お父さんは、わかってないよーーー。


「それは……ぅっ、自分が伝えればいいよ……！

わたしじゃ、だめなの！

わからないの！？ 」


お父さんは何も言わなかった。


「本当にお父さんに一番会いたかったのはーーー。

わたしでも、お兄さんでもないよっーーー
シャーロットお姉さんだったんだよ！！」


「うん、しってるよ

でも会ったら離れられなくなる。

甘えちゃうから」


「そんなのお父さんの事情でしょ！？

あって！

あってほしいよ！わたしからのお願いだよ……っ」


お父さんも泣いていた。

そう。

お父さんだって、きっと、お姉さんに会いたかったから。