羊の皮を被ったオオカミとオオカミの皮を被った羊
「 大丈夫。そいつ、気に入った奴にしか

自分から声なんかかけたりしないから。

そーだよな?蒼?」

嫌味な言い方する奴いるなーと蒼くんとは

また別なベランダを見ると、こりゃまた

イケメンな彼が立っていた。

「 なんだ、涼。帰ってたの?いつもの女の人

の所は?」

前から知り合いなのか、お互いを名前で呼び

あってる。

涼と呼ばれた彼は、蒼くんとは、正反対のタイ

プのイケメン。

まさに、黒髪短髪、メガネが似合いそう。

「 蒼、勝手に俺を、女好き認定するの

やめてくんない?別に俺は好きじゃなくても

女が勝手に寄ってくんの。」

あ、タイプだけじゃなくて、性格も反対そう。
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