一番星のキミに恋するほどに切なくて。《改装版》
「やっぱり…夢月だ!!どうしたの?学校ずっと来ないし、連絡しても返事ないし…心配したんだよ!?」
亜里沙は泣きそうな顔であたしに抱き着いてくる。
「…ごめんね…心配かけて…」
あたしはそれしか言えなかった。言えないよ…病気なんて…。
「話せないなら無理に聞かないから…一人で抱えこまないでよ…?夢月、いつもそうなんだから。たまには親友を頼んなさいよねっ…」
涙を目に溜めながら亜里沙は笑顔を浮かべた。
「亜里沙………」
ごめんね……それから…。ありがとう……。
「夢月、もし時間あるなら久しぶりに語らない?」
「うんっ!じゃああそこ行こっか」
あたしと亜里沙は目の前にあった公園の中に入っていった。