一番星のキミに恋するほどに切なくて。《改装版》


「あの人カッコイイわぁ」

「あの無口な感じが良いわよねぇ」


き、きた!!!


ワラワラとあたし達の回りに人だかりが出来る。


あぁ…やっぱり………。おば様達に蓮さんが狙われてる!!


蓮さんはというと…。


「くあぁっ…眠い」


あくびをしながらあたしについて来る。



…自覚無し?これだけの好奇の目線に気付かないの?あなたの身が危ないんですよ!!



「…蓮さんの馬鹿ぁ」

「なんだ?」


蓮さんはどうしたと言わんばかりにあたしを見つめる。


「さぁ!!頑張って買い物するぞ!!」


「やけに気合い入ってるな…」



色んな意味で気合いを入れるあたしを蓮さんは不思議そうに見つめていた。














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