信じろよ、俺のこと。
「へー、こんな公園あったんだ。
知らなかった。」
すごく廃れた公園。
草も生えてるし、誰もいない。
「誰も来ないから
二人で過ごす分にはちょうどいいだろ。
土曜日はどこも混んでるしな。」
「だね!これはこれでいいのかも。」
「…………俺のこと好き?」
「え?好きに決まってるじゃん。」
「だよな。俺も。」
そう言ってあたしにキスをした。
今までしたことのない深い深いキス。
それが私には長くて難しくて
ただ身を任せるだけだった。