信じろよ、俺のこと。



しばらくして離れた唇。


あたしは貴樹にもたれかかった。


「うー、幸せすぎるかも。」


「はは、俺も。

俺のこと信じてくれてありがとな。」



「もっと早く信じればよかったよ。」


あたしがそういうと、貴樹は優しく微笑んだ。



「ちょっとお茶買ってくるな。」



そう言って立ち上がり、

公園の目の前にある自販機に向かった。


そしてお茶を飲みながら戻ってきた。



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