信じろよ、俺のこと。



……………ん…?


ここ、どこ…?


あたしは目を覚ますと

見覚えのない部屋にいた。


「やっと目を覚ましたか。」



そこにら見たこともない男の子が一人。



「え…誰?」


「俺?蓮斗。

蓮斗でいーよ。」


「あの、あたし全然状況がわからないんだけど…

あたしはなんでここにいるの?

それに…貴樹は…?」



「貴樹?貴樹なら今は隣の部屋で

彼女とラブラブ中。」



「…………え?」


彼女って…どういうこと?

あたしじゃないの?


「貴樹は柚夏ちゃんを利用しただけ。

本気じゃないよ。」



「…………嘘…。」


「信じられないなら見に行く?」


あたしは蓮斗に腕を掴まれ

部屋を出た。


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