信じろよ、俺のこと。



どのくらいたったかわからないけど


突然耳が解放された。


そして頭にぽんと手が乗った。



「ゆず、もういい。

帰ろう。」


弘人から離れると、

倒れている蓮斗に

座り込んでいる貴樹。


「白夜はもう終わりだ。」


「白夜?」


「こいつら族のことだ。

俺が勝った。こいつらは解散。」


へぇ…。



あたしは希一に肩を抱かれて部屋を出た。


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