信じろよ、俺のこと。
あたしは希一と中に入った。
「いきなり信じろとは言わねーけど
こいつらは信じていい。
お前を裏切ったら俺がただじゃおかねーし。
それに俺が認めたやつらだ。」
「…………すぐはむりだね。」
「弘人は?」
「弘人は…
なんであんなんなのか信じられない。」
「なんだそれ。
でも人間性は知ってるだろ。」
「まーね。子供の頃からの付き合いだし。
弘人は平気かも。」
「弘人は女いるから。
惚れんなよ。」
「誰が惚れますか。
恋なんて二度としない。」
「そ。」
あたしたちは一番奥にあった扉の中の入った。