信じろよ、俺のこと。



結局日曜日も帝雅に強制連行され、

みんなに昨日のお礼を言った。


まだ信用はできない。


だけど普通に仲良くすることはできる。


友達にはなれないけど。



「ねぇ、弘人。

ここはなに?」


昨日倉庫内のことは希一に聞いた。


だけど1つ、わからない扉がある。


「ゲストルームみたいなもん。

中にはベッドとシャワーとトイレもある。

基本的には使わない。

希一が鍵を持ってるよ。」



「へー…。」


ならそこで寝てたいよ、あたし。


希一が許してくれないだろうけど。



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