信じろよ、俺のこと。



そして月曜日


あたしは希一に送ってもらい、学校へ来た。



「ゆず、おはよ。」


「あ、彩香。おはよ!」


「昨日ね、拓斗の顔ひどかったんだー。

けんかしたらしいんだよね。」



「…………ごめん、

あたしに拓斗くんの話

もうしないで?」



「え、どうしたの?」



「…………いつか話すよ。

ごめんね。」



拓斗くんすら、もう思い出したくない。

連想して貴樹のことが思い出されるから。


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