信じろよ、俺のこと。



「ちょっと来て。」


そう言ってあたしの腕を掴んだ。


「離してよ。

あなたたちについていったあたしが

どんな思いしたと思ってんの?」



「俺はもうただの高校生だよ。


彩香、悪い。30分待ってて。

ゆず借りるわ。」


そう言ってあたしは強制的に連れていかれた。



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