信じろよ、俺のこと。
「ゆずがフラれた日に彩香を見かけた。
俺はとっさに声をかけたんだ。
しばらくしてから俺は
ゆずを気に入ってるやつがいるんだけど
紹介してくれないかって彩香に頼んだ。
俺はそのために彩香に近づいたから。
でも、今は彩香のこと本気だから。
利用するために近づいたけど、
今は本気で好きで、傷つけるつもりはない。」
「そっか。
あたしからは彩香になにもいわない。
あたしは彩香を信じてるから。」
「さんきゅ。
貴樹はゆずと知り合ってから
ゆずと遊びたいってそればっかいってて
俺は本気なんだなって思った。
だから夏休み会わせたんだ。
しばらくして貴樹とゆずは付き合って
貴樹がどんどんゆずにハマってくのを
俺は見てたんだ。
あんなに女にハマってる貴樹は初めて見た。
だから俺、貴樹に聞いた。
蓮斗さんの妹はいいのかよって。
そしたら貴樹、白夜を潰すって言ったんだ。」
「え?」
「俺そんとき意味わかんなかった。
だけど貴樹は
そうしないと俺は解放されないから
って言ったんだ。」