信じろよ、俺のこと。
希一がいない帝雅はやっぱり怖い。
弘人のことは信じていても
不安はつきまとうから。
だから希一はなるべく帝雅にいてくれる。
出掛けるときはあたしも連れてってくれる。
帝雅のみんなはあたしのことを理解してくれて
信じてもらえなくても関係ない
そんな風に言ってくれる。
あたしがみんなのことを信用していない。
それをわかっていながらも一緒にいてくれる。
遊んでくれる。
ここの人たちは本当にいい人なんだと
思い知らされた気がする。