信じろよ、俺のこと。



結局あたしも文哉たちが買ってきてくれたご飯を食べた。



それからあたしは文哉たちと遊んだ。


佳那汰が神経衰弱が強すぎて

あたしたちはまた神経衰弱をする。


そして佳那汰の圧勝。


そこに希一が来た。



「佳那汰は相変わらず記憶力抜群だな。」



「ありがとうございます。」



「結人は一組もとれてないのかよ。」



「う…それ言わないでください。」



希一は総長だけど全く気取ってない。

普通にみんなとも遊ぶ。


「じゃ、俺も入るし大富豪な。」


「うわ、自分が強いからって。」


「嫌がんなよ。自分が弱いからって。」


「弱くないし!あたしより文哉のが弱い。」


「それ言わないでくださいよ!」


文哉がそう言ってみんなで笑った。



こんな風に笑うのも最後か…。


みんなに今後会えるってわかってても

やっぱり寂しいもので。



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