信じろよ、俺のこと。
あたしたちは近くのベンチに座って
希一たちが出てくるのを待ってた。
「ゆずさんは俺らのこと
もう信用してるんですか?」
「うん。
希一が信用してるからね。」
「じゃあ希一さんが信用するやつは
これからも信用しますか?」
「んー、たぶんね。
ってこれじゃ希一大好きみたいだね。
好きだけどさ。」
「仲が良くてうらやましいですよ。
俺の妹なんか俺に興味ないですからね。」
そんな話を佳那汰としていたら
希一たちが出てきた。