信じろよ、俺のこと。
…………完全勘違いじゃん…。
今度あったとき訂正しとかなきゃ…。
「誰?友だち?」
「ううん、お母さん。
彼氏いつになったら連れてくるのって。
あたしもう春に別れてるのにね。
そこに貴樹戻ってきたから勘違いして切れた。
早とちりでしょ。」
「はは、なんかごめん。
でも俺も彼氏として家行きたいなー。」
ドキッ
…………変なアピールしないでよ…。
「…………俺のこと、まだ信じられない?」
「え…。」
貴樹を見るとすごく真剣な表情で
こちらを見ていた。