Winter Starlight
そして私が被害に遭う度、“またアイツが何か変なことしててごめん!気にせんでスルーしといて!”と、いつも陽太は私に謝っていた。

私は、彼女からの中傷はあまり気にしていなかった。
むしろ、時間が経てば彼女の方から何事もなかったように自然に接してくるので、“あぁ、もういいんだな”と思いながら、また彼女と接していた。

そんな彼女を持つ陽太だが、多少の喧嘩や仲直りを繰り返しつつも、もう二年間付き合っているのだからすごい。
陽太の仲の良い友達として、二人の恋を二年間ずっと応援していた。

そして私は、陽太からのお祝いメールの返信を打ち始めた。
_______________
12/10/01 00:50
To:堀中 陽太
sub:Re:無題
───────────────

ようちゃんありがとう!(*^^*)
しかも毎年私の誕生日を忘れず
送ってくれるのがすごい(笑)

ついに来ちゃいました!
20代へ(笑)

いつか会えたら一緒に
呑みに行こうね!

_______________

と、陽太にメールを送信した。
< 6 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop