ドラマ好きの何が悪い
とりあえず二部屋押さえる。
少し雨がおさまるのを待って、私たちはコンビニで買ったビニル傘をさして駐車場まで走った。
車に乗り込むとホッとする。
もう辺りは薄暗くなってきていた。
シュンキの横顔は至って冷静。
何事もなかったかのように私に話しかけた。
「こんなこともあるもんだね。」
「そうね。焦っちゃった。」
「でも、ミナミさんと一日一緒にいられて嬉しいよ。」
シュンキはちらっと私に視線を送った。
なんだかドキドキしてる。
夕暮れの雰囲気は、危ういほどに気持ちを惑わせる。
雨は強くなったり弱くなったりを繰り返していた。
強い時は、隣にいても話し声が聞こえないほどで、怖いくらいの雨音だ。
こんな雨、久しぶりだなと思う。
ゆっくり走りながら、目的の宿に着いた。
宿には、簡単なTシャツや下着も売っていて、ハルカと早速購入する。
体も濡れたし、ハルカと相談して食事の前にお湯につかることにした。
カイトには「まだ入るのかよ。」ってつっこまれたけど、レディはきちんと洗ってきれいにした状態でおやすみしたいからね。
顔もしっかり洗った。
ハルカがすっぴんの私を見て言った。
「ミナミ先輩、お化粧落としちゃったけどいいの?」
「何が?」
化粧水をはたきながら聞き返す。
「だってこれから、立花さんとシュンキさんとご飯食べるんだよ。すっぴん見せれるんだ。」
「カイトには普段からすっぴん見られてるし、シュンキにもこないだから見られてるし、もう恥ずかしいもなにもないわ。」
「ふぅん。私はもう一度薄化粧だけでもしようかなって思ってたのに。」
「ハルカはお化粧したらいいよ。私のことは気にしないで。」
少し雨がおさまるのを待って、私たちはコンビニで買ったビニル傘をさして駐車場まで走った。
車に乗り込むとホッとする。
もう辺りは薄暗くなってきていた。
シュンキの横顔は至って冷静。
何事もなかったかのように私に話しかけた。
「こんなこともあるもんだね。」
「そうね。焦っちゃった。」
「でも、ミナミさんと一日一緒にいられて嬉しいよ。」
シュンキはちらっと私に視線を送った。
なんだかドキドキしてる。
夕暮れの雰囲気は、危ういほどに気持ちを惑わせる。
雨は強くなったり弱くなったりを繰り返していた。
強い時は、隣にいても話し声が聞こえないほどで、怖いくらいの雨音だ。
こんな雨、久しぶりだなと思う。
ゆっくり走りながら、目的の宿に着いた。
宿には、簡単なTシャツや下着も売っていて、ハルカと早速購入する。
体も濡れたし、ハルカと相談して食事の前にお湯につかることにした。
カイトには「まだ入るのかよ。」ってつっこまれたけど、レディはきちんと洗ってきれいにした状態でおやすみしたいからね。
顔もしっかり洗った。
ハルカがすっぴんの私を見て言った。
「ミナミ先輩、お化粧落としちゃったけどいいの?」
「何が?」
化粧水をはたきながら聞き返す。
「だってこれから、立花さんとシュンキさんとご飯食べるんだよ。すっぴん見せれるんだ。」
「カイトには普段からすっぴん見られてるし、シュンキにもこないだから見られてるし、もう恥ずかしいもなにもないわ。」
「ふぅん。私はもう一度薄化粧だけでもしようかなって思ってたのに。」
「ハルカはお化粧したらいいよ。私のことは気にしないで。」